不動産用語集


【あ行】

ウィークリーマンション

賃貸
短期間の居住のためにされる賃貸マンション。
家具、家電製品、食器・調理器などが備わっていることが多く、一時的な滞在の便を満たすことができる。
また、一般的な賃貸借と契約形態も異なり、手続きが簡単な傾向がある。
ウィークリー(週契約)マンスリー(月契約)と分類される事が多い。

オーナーチェンジ

売買
賃貸住宅の所有者が、賃借人が入居したままその不動産を売却することをいう。
購入者は新たに賃借人を見つける必要がなく、投資用の区分所有マンションでよく使われる方法である。
その際に、賃借人から預かっている敷金の引渡しや建物の管理ルールの引継ぎなどに注意が必要である。


【か行】

解約予告

賃貸
現在借りている部屋を解約する際、民法上は1ヵ月前までに貸主や管理会社に通知しておくこと。
仮に途中で退去しても、その間は家賃が発生する。

管理会社

全般
物件の所有者(分譲マンションの場合、管理組合)から建物の維持・管理などを委託された会社。

賃貸
主に入居後のトラブル対応や解約予告などは、仲介会社ではなく管理会社が窓口となる。

管理費・共益費

全般
集合住宅で、共用部分の維持・管理のために発生する費用。

賃貸
一般的に、家賃と一緒に決められた金額を毎月支払う。

区分所有建物

全般
区分所有建物とは、構造上区分され、独立して住居・店舗・事務所・倉庫等の用途に供することができる数個の部分から構成されているような物件のことである。
代表的なものとして分譲マンションがこれに該当し、それぞれの居室が別個の所有権が成立している。
区分所有建物については、民法の特別法である区分所有法が適用される。


【さ行】

敷金

賃貸
借主の家賃不払いなどの際に充当する担保として契約時に預けるもので、保証金ともいう。
原則として解約・契約終了時に、原状回復義務に基づく補修費を差し引いた額が借主に返還される。

重要事項説明

全般
不動産取引では、契約内容の事前交付が法的に義務付けられており、宅地建物取引士が書面(重要事項説明書)で示して説明する。


【た行】

仲介手数料

全般
不動産の取引を行う際、契約成立の報酬として不動産会社に支払うもの。

賃貸
家賃1ヵ月相当(税別)が上限と定められている。

売買
代金の3%+6万円(税別)が上限と定められている。※売買代金が400万円以下の場合はその限りではない

デザイナーズマンション

全般
建築家や設計事務所が手掛ける、デザイン性をセールスポイントにしたマンション。

手付金(申込金)

全般
不動産取引にあたり、相手方に契約の意思表示からその履行までの期間、保証として納める金銭。

賃貸
借主から貸主に支払われた手付金は、そのまま契約金の一部として充当される。
賃貸では申込金とも呼ばれる。

売買
買主から売主に支払われた手付金は、そのまま売買代金の一部として充当される。

徒歩〇〇分

全般
不動産の表示では80m=徒歩1分で計算し、基本的に端数は切り上げ。
ただし表記される分数は平面地図上で計算した目安で、信号待ちや坂道の有無などにより実際の所要時間と異なることもある。

トランクルーム

全般
住戸とは別に入居者が利用できる大きめの収納庫。
住戸の玄関前や共用廊下脇に設けられていることが多い。利用料の有無は物件により異なる。


【な行】

入居審査

賃貸
契約の前提として行われるもので、家賃支払い能力や住人としての適性を貸主が確認する。入居申し込み後に行われる。

24時間換気

全般
自動的に室内の汚れた空気を排出し、新鮮な外気を取り込む常時稼動のシステム。
窓の開閉による換気のように急激な室温の変化を伴わず部屋の隅々まで換気できるほか、外気はフィルターで浄化されるため花粉や粉塵予防にもなる。


【は行】

媒介契約

全般
不動産の取引に関して、不動産業者が当事者の間に立ってその成立に向けて活動するという旨の契約をいい、売主または買主(賃貸取引の場合には、借主または借主)と不動産業者との間で締結される。
上記で締結される媒介契約書については、契約内容を記し、媒介報酬の制限などを規定しているほか、媒介契約に従って行なう活動の方法等についてそのルールを定めている。

日割り家賃

賃貸
契約成立による家賃発生(入居可能日)が月途中の場合、月末までの家賃を日割りして支払うこと。

分譲リース

賃貸
分譲用に建築された住宅を賃貸住宅として貸し出すもので、分譲賃貸ともいう。
一般的な賃貸住宅に比べ、構造や機能性が優れているものが多い。
マンションの組合(管理会社)による管理規約が適用されるほかは、普通の賃貸住宅と同じように住むことができる。

ペット可物件

賃貸
条件を満たしていればペットの飼育が許可されること。
ペット飼育可の物件でもペットの種類や数に制限を設けていることが多く、事前に面接を行う場合もある。

補修費

賃貸
主に各住戸の原状回復に要する費用のこと。解約引きや敷引きがあらかじめ設定されていれば、通常はその中からまかなわれる。

保証金 

賃貸
敷金と同様の扱いになるケースが多い。
テナントの賃貸借等では一般的な名称で、償却対象になる事もあることから、扱いについては事前に確認が必要になる。


【ま行】

水廻り消毒料(清掃料)

賃貸
キッチン、浴室、トイレ、洗面所などの消毒・清掃にかかる費用。


【や行】

家賃保証会社

賃貸
賃貸住宅の賃借人が負う家賃支払債務について、連帯して保証する会社。
家賃保証会社の連帯保証責任は賃借人との保証委託契約によって成立する。委託契約の締結に当たっては、家賃保証会社が賃借人の家賃支払能力等について審査するのが通例である。


【ら行】

利回り(不動産投資における)

全般
不動産投資をするにあたり、当該物件の収益力を捉えるために使われる指標。
表面利回りは、不動産投資の運用に必要な諸費用について考慮していいない指数であり、
実質利回りは、諸費用なども計算に入れて算出した指数。
計算式:年間の収入(グロスの場合は諸経費をマイナス)÷ 購入時の売買代金 ×100

レインズ

売買
Real Estate Information Network Systemの頭文字を並べた名称。
国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構(指定流通機構という)が運営しているコンピュータネットワークシステムの名称である。
このネットワークシステムにより、指定流通機構の会員である不動産会社間では、パソコンまたはFAXを用いて、リアルタイムでの不動産情報の交換が行なわれている。
また、指定流通機構そのものを「レインズ」と呼称することもある。